先日、ふらっと書店の英語教材セクションを通りかかった時、こんな教材を見つけた。

生声CD付き [対訳] オバマ演説集(朝日出版)


過去、選挙戦序盤ほとんど無名だったのに最終的に大統領に選ばれた例として、J・F・ケネディ、ビル・クリントンがいたが、彼らの共通点は、若くて演説が上手いということ。今回のバラック・オバマも、演説の上手さには定評がある。そんなオバマの演説を教材にするという発想はすばらしいが、はたして対訳付オバマ演説集は買う価値があるか?

オバマの演説は、各種ニュースメディアのWebサイトやYoutubeなどで見たり聴いたりすることができる。演説の筆記録(transcript)もWebで簡単に手に入る。

オバマのVictory Speech(当選後の勝利演説)・・・ニューヨーク・タイムズより

オバマ・Victory Speech・・・ABCニュースより

対訳付きとか言うが、あまり訳など見ない方が、英語に集中できてよいことがある。あと、そういった本のウリといえば、用語の説明、単語リストと訳だろうが、そういたものは、「英辞郎+Dokopop!}やBabylonといったマウス辞書を使えば、はっきりいって必要ないと思うがいかがだろうか。

Webの英語メディアを上手く活用するようになれば、書店の英会話の教材の数も減ってくるのではないだろうか。

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サカナマンのコメント:
そんな、文句ばかりつけなくっても、好きなやつには買わせとけばいいじゅないか。
まあ、収録演説もほとんどが部分収録らしいがなあ。はははは・・・