昨年後半から注目を浴びだした電子ブックリーダー。先行するAmazonのKidleに、SONYなど他のメーカーも追撃し非常におもしろくなってきた。

薄い液晶画面付きディバイスに、電子化された本のデータをダウンロードして、どこにでも携帯してコンテンツを読むことができるという電子ブックリーダー。

iPhoneを持っている人なら、すでにKindleのiPhone版が無料で出ているので、似たようなものを既に使っている人も少なくないだろう。

僕はだいぶ前から産経新聞iPhone電子版を読んでいる。タッチパネルでスクロールしたり拡大したりできるが、もうちょっと画面が大きいと本当に見やすくなるといつも思っている。Kindleでは、書籍だけでなく、新聞や雑誌も購読することができるところに、僕は注目している。

いまのところ、電子化されているのは英語のメディアばかりだが、いづれ日本語のものも出てくるだろう。

さて、そのKindleは「買い」かどうか? 6インチスクリーンのもので2万5千円と決して安くはないので、ちょっと試しに、という訳にもいかない。

Kindle版の雑誌の購読料金はプリント版に比べて格安だ。TIME誌など、一月300円足らずで購読できる。・・・が、AmazonUSのレビューを読むと評価はかんばしくない。雑誌の売りである写真やチャートが載っていないそうなのである。よく考えるとKindleの画面は白黒で、もともと普通の本の文字を読むために作られている。
これなら持ち運びは難しいが、PC画面でインターネット版を読んでいた方がよさそうかも。

2010年の電子ブック事情(PC watch より)