アイスランドでの火山噴火の影響で、ヨーロッパ方面の空の便は大混乱。

しかしパニックに襲われたのは航空業界だけではない。

アメリカ・イギリスなどの英語圏のニュース報道関係者は、カメラやマイクを前に思わぬ大苦戦。

「ええ、火山の名前は、ええと、E・・・Ey・・。<Eyjafjallajokul>ってどう発音するの?」

このCBSのビデオクリップでその笑える混乱ぶりをご覧ください。英語話者は、「I forgot my yogurt(ヨーグルト).」に近い発音と覚えておくと便利らしいが、アイスランド人に通じるのだろうか?

日本語だと、外国の固有名詞もカタカナ表記なので、そのまま読めば誰でも一応口にだして読むことはできる。しかしローマ字綴りの英語は、そうはいかない。


昨日、キッチンでBBCワールドサービス(ラジオ放送)を聴いていて、ちょうど話題がアイスランドの火山に切り替わった。男性アナウンサーが最初に言ったことは、「みなさん、あの火山の名前をこの番組中に言うのは避けたいと思います」。

彼は、まず電話に出た女性アイスランド人レポーターの名前が覚えられず何度も間違えるのを手始めに、いろいろ大ぼけをかましてくれた。もちろん普段こんなことはめったにない。

「ところで、火山の名前、なんて発音したらいいんですか」という質問に、女性レポーターは親切に火山の名前を語源ごとに区切って意味を説明しながらゆっくり発音を教えてくれた。でも・・・

「Eyjafjallajokul」
「エイ・・エイ・・」
何度やっても発音できない! 聞いていて思わず僕は吹き出してしまった。

日本語だと「エイヤフィヤトラヨークトル」とカタカナ表記でそのまま読めば、(その言語の持つ独特の発音は省略・単純化されているが)それなりに読める。でも何も見ないで発音された音声だけを真似て言えといわれたらこんな風に苦戦するだろう。

それにしても、アイスランド語ってむずかしい・・・。


BBCニュースのWebでは、発音をマスターするために、こんなページも設けている。

How to pronounce


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サカナマンのコメント:
俺もアイスランドに行くと名前が「Sagikritesngnamtrgibn」になるらしい。
筆者:ほんとか?