セクハラという言葉が定着したかと思うと、いつのまにか「パワハラ」という言葉も定着してしまった。職場のボスや雇い主が職権や権力を使って部下をいじめたり、嫌がらせをするという意味で使われている。セクハラが英語で sexual harassment だからとパワハラは power harassment ?

誰が最初にそんな言葉を作ったのかしらないが、パワーハラスメントなんて英語では言わない。

では本当はなんていったらいい?

この記事の見出しを見ると答えが載っています。

New Laws Target Workplace Bullying(TIME誌より)

workplace はwork(働く)place(ところ)で職場の意味。bullying の原型bully は「(弱い者を)いじめる」という意味。bully 自体ではカタカナ語として定着していないが、簡単なので覚えておこう。そうすると学校でのいじめ[school bullying」なんていうのも簡単に言えるようになる。


アメリカでも、職場上司によるいじめは問題となっている。いじめをする人は、人をいじめるたびに脳内で快楽を覚える部分が刺激されるのだとか。ある部下がいじめを受けてやめてしまうと、また次の犠牲者候補を探すという循環になる。

それを受けて、ニューヨーク州で来年職場でのいじめを取り締まる法律を取り上げる予定になっている。また他の州でも同様のいじめ防止法のようなものを検討してゆく動きがある。

以前ならこういった問題に対し労働組合が動いてくれたのだが、今は労働組合の組織率が下がってきたため、抑止につながっていない。

雇用主側はこういった法律に反対するだろうが、会社がダメージを受ける前に、まずはそうした権力乱用する上司を無くしてゆくべきだ。

・・・というのが、この記事のおおざっぱな内容。

「パワハラ」という言葉自体も、日本人の英語力のことを考えたら撲滅しないといけないですね。

マウスオーバー辞書なんかを使って読んで見て下さい。

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サカナマンのコメント:
この言葉一つ覚えるだけなら、記事全部読まなくてもいいだろう。