2010年10月

世界を騒がせているチャップリン映画の中の携帯電話で話す「タイムトラベラー」(昨日のブログ記事参照)の話題の続きです。


Gizmodo やTIME の記事だと、やはり「携帯電話の電波がない(衛星も鉄塔もない)のに携帯電話で話せない。もしそれが可能だとすると、我々の時代(2010)よりもっと先の未来だろう」という疑問を投げかけた。
そのうえで、実は1920年頃、補聴器が開発され、この映画の撮影された1928年には、それがかなり普及してきたはずなので、おそらくそれではないか、という可能性をあげた。補聴器をもって耳に当て、試しながら歩いていたのか、単なる独り言か? 

結局はっきりしたことを断定することは難しそうだが、これはそのままミステリーにしたほうが、おもしろいかも。

Time Traveler Caught on Fil,? We're skeptical(TIMEより)





今世界中の関心を集めている問題のシーンは、1928年のチャーリー・チャップリンの映画「サーカス(The Circus)に登場する。

Youtubeビデオの中で解説しているのは、この問題のシーンを発見した、北アイルランド・ベルファストの映画制作者ジョージ・クラーク氏。

画面右から歩いて出てきたこの女性の動作は、どうみても歩きながら携帯電話で話しているとようにしか見えない。

現在(英国時間・10月28日)までたった8日間で、この映像クリップのヒット数は150万を超えるという驚異的な注目を浴びている。

さっそくこのビデオでクラーク氏の解説を聞きながら、映像をチェックしてみてほしい。英語の説明を飛ばしたい人は、3分過ぎまでスキップしてください。

また、イギリスのBBCが、この現象についての記事を載せているので、参考にして下さい。
Time travel evidence? (BBC NEW)

YouTubeのこのビデオに対し、すでに1万件を超えるコメントが寄せられているとか。世界の人のいろいろな意見を読んでいるだけで楽しくなる。

確かに、携帯電話で話しているように見えるが、この時代にボーダフォンみたいな携帯通信ネットワークがあったはずもないので、電話は通じないのでは・・・。

今から80年も前のこと。撮影当時にその場にいて証言できる人はおそらく存在しない。結局これは永遠のミステリーとなってしまうのだろうか。




あなたはどう思いますか?

Japan Today で現在実施中のPoll(アンケート)

以下のリンクを開き、ホームページの右側端にこの質問があります。

Which electrical appliance in your home would you find it most difficult to live without?

無いと生活できない家電

参加して、他の人たちの意見も見てみよう。

*おそらく2〜3日したら別のPollになっているので、あしからず。

<効果>
・短い英文に対し答える練習
・語彙
・リーディング練習(結果についてきたコメント)


土曜日に、名古屋イングリッシュフォーラムの講演を聞いてきた。ソマリア生まれで英国籍の男性で、長年銀行で活躍していた人で、アフリカの投資先としての魅力を伝えるという内容だった。

アフリカといっても大きく2つに分かれる。一つはアルジェリアとかエジプトのような北アフリカ。基本的にはアラブ世界の延長だ。それに対し、アラブ世界以南のアフリカ大陸の大半の部分は、英語で Sub-Saharan、日本語では「サハラ以南アフリカ」と呼ばれる。英米のニュース番組などを見聞きしているとよく出てくるのだが、意外と日本人にはなじみのない用語だ。

講演の参考資料として、日本語で書かれたプリントが渡された。それには、 Sub-Saharanのことを「サブ・サハラ・アフリカ」と書いていた。 どうして日本では Saharan 「サハラン」を勝手に Sahara 「サハラ」 に変えてしまうのだろうか? 喫茶店で、アメリカンコーヒーをアメリカコーヒーとは書かない程度の英語に知識は日本でも常識になっているのに。(もっとも American coffee なんてコーヒーはアメリカにはないが)

この用語の元は明らかに英語なのに、こんな風に英語を微妙にねじ曲げて使うところに、カタカナ英語問題の原因がある。





アップルのMacBook Air が新しくなった。アルミニウムのモノボディは、超薄くて軽くなった。特に11インチ型の方は、1キロ少々と、非常に軽い。ハードディスクではなく、フラッシュストレージ専用で、起動が速く、スタンバイ状態で1ヶ月も電池が持つようになった。僕としては、ついに理想のモバイルコンピュータが出た、といいたいところなのだが・・・。

iPadでインターネットとメール、iPad用アプリケーションでたいていは用が足りる今となっては、あまり買う要素がない。おまけに最近、リュードのBluetoothの折りたたみキーボードまで買って、文字の入力にも不満はなくなってきている。

iPadの弱点は、オプションパーツのプロジェクタDVIコネクターを使っても、Keynoteのようなアプリケーションは映し出せるものの、普通のパソコンのように、デスクトップを外部スクリーンにそのまま映し出したり、インターネットなどを映し出すことが出来ない。そういう意味で、プレゼンにはあまり使えない。そのへんのニーズを感じる人には、MacBook Airはいいかもしれない。

僕もNagoya International Societyで毎回プロジェクター用にパソコンを持って行くことになっているが、とりあえず、うちにある旧IBMのThinkPad X40を使えばいい。

それにしても、この上に貼り付けたAP通信のニュース。これだけアップル製品が世界の話題をさらっている時代に、いまだに、Mac OSX(テン)のXを「エックス」と読むレポーターがいるのには驚いた。

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