カテゴリ: ビジネス



↑ここにビデオが見えない方、こちらのURLのリンク先でもビデオが見られます。
http://live.wsj.com/video/world-bank-president-asked-to-do-gangnam-style/E8993A76-E5BE-48C6-B28E-A586D006CD77.html

ウォールストリートジャーナルの特別公開インタビューの質疑応答での一コマ。

世界銀行総裁のジム・ヨン・キム氏(Jim Yong Kim・ 김용)に対し、「PSYのGangnam Style(カンナムスタイル)を踊ることが出来ますか?(Can you do PSY's Gangnam Style dance?)」という質問があり、場内が沸く。

このジム・ヨン・キムという人は5歳の頃にアメリカに移住した韓国系アメリカ人。今年夏から世界銀行(World Bank)の総裁に就任した。こんなポジションにある人が、しっかりエンターテインメントのトレンドをつかんで、ユーモアを持って答えているところがいいですね。



最近Skypeなどを使って格安で英会話を学べるオンライン教室が話題になっている。僕も仕事がら一度「レアジョブ」というのを試してみたことがある。一ヶ月5000円で毎日受けると1レッスン当たり160円程度になるというから超激安!

オンライン英会話の教師たちに外国語として英語を教える資格を持っている人先生はまずいないだろう。レアジョブにしても、教えているのはフィリピンの人たちだが、しっかりした英語を話すし、初心者なら十分間違いの矯正やアドバイスをもらえると思う。要するに会話の練習なんだと割り切れば、相当英語力の高い人でない限り十分といえるだろう。

まだ当分教室内で実際に面と向かって受講するタイプのスクールが主流のままだろうが、オンライン英会話のマーケット拡大の勢いは止まりそうにない。

さて日本では英会話で脚光を浴びているフィリピンだが、最近ではコールセンターとしても飛躍をとげつつあるようだ。

英語のコールセンターといえば、インドが有名だが、今ではフィリピンの方がインドを上回っているという。現在フィリピンのコールセンターは約63万人を雇用し9000億円以上の産業に成長した。これはこの国のGDPの約5%に当たるという。

飛躍の秘密は、彼らの英語力。インド人も英語力で定評があったが、強いインドなまりの評判が悪い。発音矯正訓練で全ての人が直るとは限らないようだ。その点フィリピン人の英語は比較的ニュートラルな発音で、アメリカの慣用句などをよく知っていることが最大の顧客であるアメリカ人のお客さんたちにはうれしいらしい。

コールセンター産業の発展は、フィリピンの雇用に大変プラスになっているようで、大学まで出たのに仕事がなかなかみつからない若い人達には魅力的なチョイスとなっている。初任給・月470USドル(約3万7000円)は、日本人にとっては安いが、物価の安いフィリピンでは中産階級ぐらいにはなれるという。

この賃金格差と教育水準の高さを最大限に利用したビジネスモデルは、先進国側とフィリピンの双方にとってメリットのあるものだ。日本の英会話オンライン英会話市場もますます拡大してゆくことだろう。


*コールセンター産業についての情報は The Economist [Jun 23rd 2012 "At the front of the back office"] を参考にしました。








世界最高の技術を持つ自転車メーカーといわれるFactor Bikesと007のボンド・カーで有名な高級スポーツカーメーカー・アストンマーティンのコラボレーションにより生まれたのがこの自転車「One-77 Cycle」。

アストンマーティンの限定フラッグシップモデル「One-77」と同じ名前を持つこの自転車は、最高のパフォーマンスを生み出す技術が惜しみなく投入されているだけではなく、"アストンマーティン・カラー" に塗装されたカーボン製フレームに加え、サドルとハンドルバーは手縫い、といった具合にアストンマーティンのエレガントさを醸し出すクラフトマンシップが息づく。 

さてこのモデル、お値段はというと、なんと39000ドル。日本円にして約310万円! 国産のけっこういい車が買えてしまう価格では、簡単には手が出ませんね。でもここまでくると、飾ってあるのを眺めるだけでうっとりとしませんか?

自動車の方のOne-77と同じで、One-77 Cycleも、全世界限定77台とのこと。

次回の映画007は、環境に配慮して、ジェームズ・ボンドが自転車で疾走する?


BBCラジオの番組で、欧州通貨危機をお芝居風に、分かりやすく説明していたので、今日はそれを紹介したい。


「BBC Radio 4 『The Now Show』」より

昨日、デイヴィッド・キャメロン(イギリス首相・British Prime Minister)が、ベルリンに飛んで、アンゲラ・メァケル(ドイツ首相・German Chanceller)にユーロ圏危機(Euro zone crisis)についての意見を伝えに行きました。

メァケル:ハーイ、デイヴィッド。ああよかった。私心配してたのよ。あんたんところ(イギリス)、ユーロ圏に入ってないし、1月には財政協定(fiscal compact)にも合意しようとしてくれなかったし、もう重要な案件についての意見交換できないかと思ってたところなのよ。ほっとしたわ。ユーロボンドに関しては・・・ちょっと待ってよ。ええと・・・。


◆ここから先は、わかりやすくたとえ話(analogy)を使って説明します◆


登場人物(国)
ドイツ人(アンゲラ・メァケルをモデルにした?の女性)
イギリス人(男性・デイヴィッド・キャメロンをモデルにした?男性)
スペイン人(男性)
ギリシャ人(男性)
フランス人(女性)


ドイツ人とスペイン人とギリシャ人がレストランに入りました。
アイルランド人とフランス人、キプロス人も一緒です。一方イギリス人は、「辛い食べ物をどうするか」といった議論のあげく、来るのを拒みました。

彼らは、食べ過ぎたりお金の使い過ぎたりしないように、あらかじめ基本ルールを定めました。


ドイツ人:あなたがた、いいこと。このコースでは、一人1ドリンクオンリー。ロブスターなんて頼んじゃだめよ。分かった?

<喩えの意味:つまり、各国とも財政赤字を GDP の3%以下に抑制するという合意>


スペイン人:ほら、言ったろ。楽しくなるぞって。


みんなそれぞれ楽しいひとときを過ごしました。しかし自分たちで定めたルールに対しては各国違った対応をしていました。
あるものは、ルールを少しねじ曲げたりしました。驚かれることでしょうが、たとえばドイツです。


ドイツ人:ちょっと料金が高くなるかもしれないわね。私は用心して前もってキャベツやポテトを食べておいたわ。

<つまり、ドイツにはしっかりとした製造業の基盤があるということ>

あるものは、しっかりと合意を守っていました。ちょっと驚きですがスペインです。

スペイン人:いや、いや、もうXXグラフィア(*料理の名前だが聴き取れず)はこの辺でやめとくよ。合意があるからね。それは許されないんだ。

一方、ギリシャ人は・・・
ワインはガブ飲み、バーで踊りまくり(グラスを割りまくり)暴れまくり、ロブスターを帽子がわりにかぶったり・・・。

ディナーが終わると、もちろん勘定書が来ました。
<好景気に沸いた後の、2008年の経済危機のことです>

そして二日酔いが・・・

ドイツ人:さあ、みんな、自分が飲み食いした分は払うのよ。

スペイン人:あれまあ、どうやら財布を持たずに来ちゃったみたいだ・・・。ハハハ。

とりあえず、財布を持った者は、持ってない人達にお金を貸すしかありませんでした。みんなレストランから追い出されないようにするためには。

<つまり、「ユーロが崩壊しないためには」という意味>

ドイツ人:OK、お金貸すけど、ポット一杯のブラックコーヒーを飲むことが条件よ!

<ブラックコーヒーとは、つまり緊縮財政(austerity measures)のこと。ただ、このコーヒーを飲むたびに、勘定書の料金に追加されます。緊縮財政は経済成長の足かせになるため、ドイツはまた代金を支払わなければなりません>

ある国での緊縮財政は、他の国々より過酷なものになるケースも出てきます。

○ 酔いつぶれたギリシャ人の頬を軽く平手で叩いて起こすドイツ人

ドイツ人:ねえ、ギリシャさん。目を覚まして! このコーヒーを摂るのよ!

ギリシャ人:ええ、6本も?

ドイツ人:そうよ。

○ コーヒーを飲もうとするギリシャ人。ドイツ人が止める。

ドイツ人:ちょっと待って、違うの。浣腸で注入するのよ。

ギリシャ人は、そんなことまでする価値があるのだろうかと疑問に思います。

ギリシャ人:うーん、こうなったら他のレストランにもお金を払わず行っちゃおうかなあ。

<つまり、ユーロ圏での債務不履行>

ギリシャ人:うん、ちょっと考えがある。

<つまり、ギリシャでの再選挙>

ギリシャ人:そうすれば、俺がここに残って、コーヒー浣腸を受け入れるか、それともレストランの料金を踏み倒して、キャットフードを食いながら生き残るかをみなさんにお知らせできるでしょう。
<キャットフード=ドラクマ(ユーロ以前にギリシャが使用していた通貨)に戻ること>

そうこうするうちに、こんどはスペインが、合意に忠実だったにもかかわらず、個人や私企業が好景気の間にお金を借りすぎて、銀行がそれらの負債に対処しきれなくなりました。

○ アルコール度の高いウォッカゼリーの食べ過ぎで泥酔するスペイン

次はスペインが多額の金融支援を必要としています。それを見てドイツ人は「もううんざり」と怒ります。

ドイツ人:ちゃんと財布もってきてるの私だけなの!

それがイギリスが昨日ベルリンに来た経緯なのです。

イギリス人:ええと、お取り込み中おじゃましてすみませんが・・・。私自身は、他のレストランで酔っぱらってたんですけどね、(イギリスはユーロ圏外).
あなたがたのところが問題になると、うちのほうも問題になるんで、心配してるんですよ。てなわけで、こうしてアドバイスをしに来たんです。

ドイツ人:そう、ありがと。(全然ありがたそうでなく)

イギリス人:みんなで勘定を平等に割ったらどうでしょうか?

 <つまり。ユーロ債の発行を意味します>

ドイツ人:それは不公平でしょう。私は「スルバッキオ」とかなんとか言うポルトガル名物料理は食べてないんですからね。もし割り勘を私が受け入れるとしたら、これから一緒に外食するときは、どこのレストランで何を食べるか私に一任して財布も預けるのが条件よ。

<つまり財政同盟(fiscal union)の導入>

フランス人:それ絶対だめよ。だって前にあなたに任せたら、ひどい所に連れてかれちゃったじゃない。

<第二次世界大戦のこと>

ドイツ人:すぐそのことを持ち出すのね。

さてすでに時計は午前3時を回っています。ギリシャ人はすでにトイレに籠もって窓から片足を出しています。レストランの用心棒は今にもスペインを放り出そうとしています。誰かが彼の食べたウォッカゼリーの代金を払わない限り・・・。

フランスは今週、定年を62歳から60歳に引き下げました。基本的に・・・

フランス人:何をぐずぐずしてるの。私シャンパンがボトルで欲しいわ。

そしてイギリスは、ドアの近くに立ち、「ああ、俺はこの仲間でなくてよかった」と喜びながらこの大騒ぎを傍観しています。この騒ぎに収拾をつけることが、自分にとっても非常に重要なことを知りながら・・・。


ラジオドラマを実際に聞きたい方、以下のリンクへどうぞ。

BBC Podcast: Friday Night Comedy from BBC Radio 4「The Now Show」



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サカナマンのコメント:
こんなんでニュースが分かるようになるのか? コメディじゃないか。




インターネットで、何気なしにフィアット500C Volareという車のサイトを開いた。ときどき街中でみかける小型車フィアット500のルーフの両側のレールだけ残して幌が開くタイプのカブリオレ車を鮮やかなブルーに塗った限定車で、なかなかかっこいい。いや、すごくいい! 欲しいかも・・・。そのWebページ自体も車の色に合わせたさわやかな空色で、美しいイタリア語の歌が流れ、いい感じ。じっくりページを読んでから価格を調べると、274万円。

「日本ならヴィッツやマーチよりさらに小さい1000CCのモデルに相当することを考えると、結構高いなあ」そう思いながら、試しにアメリカのフィアットの公式サイトを調べてみた。



Fiat アメリカのサイト

すると、空色のボディは日本のVoale限定色だから全く同じものは存在しないが、屋根の開くタイプのモデルを調べると、なんと22,500ドル〜となっている。1ドル=80円で計算すると180万円。

しっかり比較するために全く同じモデルをピックアップ。屋根が開くタイプでGUCCI仕様というのがあるので、それを日米で比較。

アメリカ・・・27,750ドル(約220万円)
日本  ・・・294万円

日本のほうが70万円も高い! 1ドルが100円ぐらいなら価格差もなくなるのかもしれないが、米ドルもユーロに対して円が強くなってから久しいから、僕などは、きちんと為替レートを反映させるべきではないかと思う。輸入車販売会社に言わせると、「為替レートをそのまま反映すると、買った時期によってお客様に不公平になる」「中古車価格に影響が出る」から、高いまま据え置くそうだ。逆に円が弱くなるときは、すぐに為替差額を上乗せするくせに。

ワインや食品などは、円高差益をすぐ消費者に還元してくれる傾向があるが、車や音響製品など高価な製品になると価格を高く据え置く傾向があるのは事実のようだ。

Fiatのような車は、趣味の車で、あくまで好きな人だけが買う車なので、多少高くても、それはそれでいいかもしれない。ただ、自分が買おうとしているものが、どれだけの価値があるものなのか、一応、海外での実勢価格を購入前に頭に入れておくことも悪くないのではないでしょうか。

そのためには、ちょっとだけでも英語のサイトを読んでみることが必要ですね。


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サカナマンのコメント:
どうせ、お前なんか輸入車なんか買うことないくせに、文句ばっかし言ってるなあ。

筆者:
いや、実はこうやって国産車の購入へ誘導して、日本経済復活の一翼を担おうかと・・・。

サカナマン:このブログにそんな影響力があるとは思えないけどな・・・。




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